元号文字の統計

明けましておめでとうございます。

元号として採用された文字について、統計から特徴を見てみようと思います1。 その特徴を知ったところで何の役に立つわけでもないですが、何となく知りたいからやります。 基本的にプロットしていくだけで、まともな統計解析をしようという意気込みはありません。

では始めましょう。

1. 頻度だけからわかること

まず、文字一つ一つについて、個別に数え上げてわかることをまとめます。

  • 元号は、令和で248個目。
  • 元号は基本的に2字で構成。過去に5つだけ、4文字の元号があります。以下、4文字元号は省いたり省かなかったりします。
  • 最も採用回数が多いのは、「永」の29回。2番目が「元」と「天」の27回。
  • これまで採用された文字の数は、73個。
  • 1文字目に採用された文字の数は44個、2文字目に採用された文字の数は54個。(1文字目にも2文字目にも採用されている文字は両方にカウントされています。)2文字目の方が若干バラエティが豊富ですね。

2. 順序からわかること:順序分布

元号の文字は一様ランダムに採用されるわけではないので、「1文字目に採用されやすい文字」「2文字目に採用されやすい文字」「どちらにも採用されやすい文字」という特徴があるはずです。 各文字について、出現順序とその頻度について、散布図を描いてみます。

OrderStat

  • 横軸は1文字目に使われた回数、縦軸は2文字目に使われた回数。例えば、(x,y) = (16,13)は、1文字目として16回、2文字目として13回採用された文字は一つだけで、「永」です。
  • 点の大きさは、出現頻度パターン (x,y) の頻度を反映しています。1文字目に1度だけ採用された文字 ((x,y) = (1,0))は10個、2文字目に1度だけ採用された文字 ((x,y) = (0,1))は19個。4文字元号で、その時にだけ採用された文字は、(x,y) = (0,0)に対応しています。
  • 基本的に一つの点に複数の文字が対応していますが、対応する文字が一つだけで、特徴的な文字には図中に吹き出しを付けました。
  • 1文字目の採用で頻度が高い「天」が際立って突出しているのは1文字目のほうがバラエティが少ないこととも整合しています。

3. 各字の共起関係からわかること:グラフ(ネットワーク)

文字を頂点、元号の2つの文字を枝でつなぐ、という風にして、グラフ(ネットワーク)が作れます。

頂点数が73個しかないので、これくらいなら描画して見て見るだけでなんとなく傾向がわかります。 例えば、「頻出文字は単発の文字との組で形成されている (disassortative)」という特徴があれば、「永」「元」「天」「和」あたりの周りがstarっぽいツンツンの構造になっているはずです。もし「頻出文字同士で組になっている (assortative)」という特徴があれば、頻出文字集団で核を形成しつつ、ジワジワと拡がっている構造になっているはずです。 また、「ある文字群は共起しやすい」という特徴があれば、グラフにグループ構造が見えるはずです。 さらに、「この文字(群)の後にはこの文字(群)」というような傾向があれば、グラフのなかにフローが見えるはずです(が、これは目視で察知するのは難しそうですね)。

Adjacency

  • 頂点の大きさは、各字の出現頻度を反映しています。
  • 1文字目から2文字目の方向に、枝に向きが付いています。
  • 本当はいくつか稀な文字同士でペアを作って非連結になっているのですが、それらは除いて、連結成分だけを描画しました。非連結になっているのは、5ペア=10文字で、そんなに多くありません。

見たかんじ、assortativeな構造をしています。 頻出文字は頻出文字同士でペアになる一方、稀な文字は、少し稀な文字や、そこそこ頻出の文字とペアになっている傾向が見て取れます。

ちょっと面白いのは、ちょうど平成の「平」と令和の「和」は、どちらも頻出文字と稀な文字の”つなぎ役”になっていることです。 新元号を考えるとき、「何か特徴的な文字(稀な文字)を…」という思考が働いたとしましょう。 Assortativeな構造があることを踏まえると、もう1文字が頻出文字にはならない傾向があります。また、極端にdisassortativeでもないので、稀な文字同士のペアもあまり生じません。なので、「令」のように、片方の文字を稀な文字にした場合、「和」などの”つなぎ役”が選ばれることは自然と言えます2。 令和の次の元号を予測したい人は、「嘉」や「喜」あたりに注目してはいかがでしょうか。

頻出文字の部分をもっとズームして見てみたい人もいると思うので(いないか)、付いている枝の数(次数)が5より大きい文字だけを抽出したバージョンも貼り付けておきます。 パッと見たかんじでは、グループ構造もフロー構造もよくわかりませんね。ここでちゃんと解析しても誰も喜ばなそうなので、ここはこれ以上踏み込まないことにします。

CoreAdjacency

4. 年代と合わせてわかること:年代-文字分布

ここまで文字情報だけに注目してきました。 しかし、元号なので時代の情報も見てみるべきでしょう。 普通に思い浮かぶのは、「どこかで元号文字のブームがあったのではないか」ということです。 文字の相性(=順序や共起)とは違う要因に左右されているとすると、それはそれで面白い気がします。

年代と採用文字の散布図を描いてみます。

OrderStat

  • 横軸が年代(西暦)、縦軸に元号文字を列挙。
  • その文字が採用された年代にマークが付く。
  • 色は、単に文字の採用パターンを見やすくするために、グラデーションを付けただけ。単色だと、1行ごとに読み取りづらいので。
  • 結論は、見てわかるとおりです。(逃)

5. 歴史と合わせてわかること:元号文字と歴史イベントの対応

ここまで見てきた、文字や時代の特徴は、特に元号の意味を汲んでいません。 元号は、「その前の時代を振り返って付けられる」ような気もします。最後にその傾向があるかを見てみたいと思います。

  • 各文字が採用された世代の前の世代で、最も改元に近い時期の歴史イベントを列挙してみます。 特定の文字が、何かのイベントと関連して選ばれる傾向があるかもしれません。
  • 東進のウェブサイトの歴史年表を拝借させていただきました。
  • 単語レベルのテキスト解析をして、WordCloudとか描いてみたくなる人もいるかと思いますが、単語から人間が拡大解釈できてしまう恐れがあるので、年表の内容を全列挙することにしました。
  • 以下、単に並べるだけです。
文字 歴史イベント
『平家物語』がつくられる。/ペリーが日本の浦賀に来航する/後醍醐天皇が再度倒幕を企てるが失敗する(元弘の変)。/後醍醐天皇が即位する。/日蓮が『立正安国論』を著し、時頼に献上。翌年伊豆に流される。/清和天皇が幼少で即位したため、藤原良房が臣下で初めて摂政になる。/源空(法然)が専修念仏を唱える(浄土宗)。/足利義政が8代将軍となる。/足利義満が守護大名山名氏清を滅ぼす(明徳の乱)。/道元が宋より帰り、曹洞宗を開く。/院の御所を警備するため、北面の武士が設置される。/鳥羽上皇の院政が始まる。
持統天皇が飛鳥浄御原令(あすかきよみはらりょう)を施行する。
後醍醐天皇が即位する。
乾元大宝(けんげんたいほう)が鋳造される。(皇調十二銭の最後)/伊達氏が分国法(家法)『塵芥集』を定める。/印旛沼の干拓が試みられる。/定家が『小倉百人一首』をつくる。/平将門が常陸・上野・下野の国府を攻め落とし、新皇と称す(平将門の乱)。/後三条天皇が延久の荘園整理令を出し、記録荘園券契所(記録所)を設置。1045年以降の新立荘園等が停止される。/木下順庵が幕府儒者に登用される。/村田清風が長州藩重臣となり、財政再建を始める。/桓武天皇が長岡京に遷都する。/清和天皇が幼少で即位したため、藤原良房が臣下で初めて摂政になる。/源信(恵心僧都)が『往生要集』を著す。/皇位継承を巡り、崇徳上皇と後白河天皇が対立し、後白河天皇側が勝利する(保元の乱)。/空海が庶民教育機関として綜芸種智院(しゅげいしゅちいん)を建てる。/織田信長が伊勢長島の一向一揆を平定する。/興福寺に施薬院を設置する。/足利義満が室町に花の御所を建てる。/鳥羽上皇の院政が始まる。
勅撰連歌集『新撰菟玖波集』が編纂される。/印旛沼の干拓が試みられる。/明暦の大火(振袖火事)が起こる。/民部省札が発行される。/蓮如が越前に吉崎道場を創建する。/足利義満が守護大名山名氏清を滅ぼす(明徳の乱)。/鈴木春信によって多色刷りの錦絵が創始される。(代表作『弾琴美人』『ささやき』)
乾元大宝(けんげんたいほう)が鋳造される。(皇調十二銭の最後)/今川貞世(了俊)が九州探題に任命され、南朝勢力を制圧する。/後醍醐天皇が再度倒幕を企てるが失敗する(元弘の変)。/後醍醐天皇が即位する。/戦国時代始まる。/新井白石が萩原重秀を罷免する。/新立の荘園を停止する(寛徳の荘園整理令)。/清少納言が『枕草子』を著す。/白河天皇は幼少の堀河天皇に譲位し、自らは上皇(院)となって院政を始める。/藤原清衡が平泉に中尊寺金色堂を建てる。/足利義満が守護大名山名氏清を滅ぼす(明徳の乱)。/鎌倉公方が分裂し、古河公方ができる。
伊藤仁斎が京都堀川に古義堂を開く。/孝明天皇の妹和宮親子内親王が将軍家茂と結婚。/平清盛が太政大臣になって政権を握る。/新立の荘園を停止する(寛徳の荘園整理令)。
坂本竜馬・中岡慎太郎の仲介で薩長連合が結ばれる。/平将門が常陸・上野・下野の国府を攻め落とし、新皇と称す(平将門の乱)。/後醍醐天皇が即位する。/武蔵国から銅が献上され、和銅と改元される。和同開珎が鋳造される。/藤原基経は宇多天皇の即位により、名実ともに関白(臣下では初)となる。/豊臣秀吉が二度目の朝鮮出兵を行う(慶長の役)/足利義満が守護大名山名氏清を滅ぼす(明徳の乱)。/農民の日常生活を規制した慶安の触書が発令される。/鎌倉幕府が滅亡する。
清和天皇が幼少で即位したため、藤原良房が臣下で初めて摂政になる。
『平家物語』がつくられる。
第1回渤海使が送られてくる。
藤原不比等らが『養老律令』を編纂する。
公文所が政所と改められる。/孝明天皇の妹和宮親子内親王が将軍家茂と結婚。/慈円が『愚管抄』を著す。/新立の荘園を停止する(寛徳の荘園整理令)。/清原氏の内紛に介入した源義家が、藤原清衡を助けて清原氏を滅ぼす(後三年の役)。/皇位継承を巡り、崇徳上皇と後白河天皇が対立し、後白河天皇側が勝利する(保元の乱)。/藤原定家らが『新古今和歌集』を後鳥羽上皇に撰上する。/鳥羽上皇の院政が始まる。
清和天皇が幼少で即位したため、藤原良房が臣下で初めて摂政になる。
足利尊氏が天竜寺船を元に派遣する。
天台僧円仁が唐に入る。/安倍頼時らが国司に反抗。源頼義・義家父子が豪族清原氏の助けを得て平定する(前九年の役)。/後白河法皇の皇子以仁王の平氏追討の令旨を受け、源頼朝が伊豆で挙兵する。/慈円が『愚管抄』を著す。/明暦の大火(振袖火事)が起こる。/清原氏の内紛に介入した源義家が、藤原清衡を助けて清原氏を滅ぼす(後三年の役)。/源空(法然)が専修念仏を唱える(浄土宗)。/皇位継承を巡り、崇徳上皇と後白河天皇が対立し、後白河天皇側が勝利する(保元の乱)。/紀貫之が『土佐日記』を著す。/藤原清衡が平泉に中尊寺金色堂を建てる。/鳥羽上皇の院政が始まる。/鴨長明が『方丈記』を著す。
延喜の荘園整理令が出され、最後の班田が行われる。/後三条天皇が延久の荘園整理令を出し、記録荘園券契所(記録所)を設置。1045年以降の新立荘園等が停止される。/3代執権北条泰時が御成敗式目を制定する。
富士山が噴火し、大きな被害が起こる。/山脇東洋らが京都で死体解剖する。/桓武天皇が即位する。/武蔵国から銅が献上され、和銅と改元される。和同開珎が鋳造される。/評定衆の補佐として引付衆が設置される。/鎌倉公方が分裂し、古河公方ができる。/関孝和が『発微算法』を著し、和算を大成させる。
加賀の一向一揆が起こる。/大岡忠相が町奉行に就任する。/志筑忠雄が『暦象新書』を著す。/日蓮宗が一向宗の山科本願寺焼き討ちにする(法華一揆)。/松尾芭蕉が『野ざらし紀行』を著す。/竹田出雲が『菅原伝授手習鑑』を著し、竹本座で演じられる。/足利義教が幕府に背いた鎌倉公方足利持氏を討つ(永亨の乱)。/鎌倉公方が分裂し、古河公方ができる。
武蔵国から銅が献上され、和銅と改元される。和同開珎が鋳造される。
ペリーが日本の浦賀に来航する/安倍頼時らが国司に反抗。源頼義・義家父子が豪族清原氏の助けを得て平定する(前九年の役)。/定家が『小倉百人一首』をつくる。/富士山が噴火し、大きな被害が起こる。/平清盛が太政大臣になって政権を握る。/明の寧波で大内氏(博多商人)と細川氏(堺商人)が争う(寧波の乱)。/朝鮮の日本人居留民が暴動を起こす(三浦の乱)。/清原氏の内紛に介入した源義家が、藤原清衡を助けて清原氏を滅ぼす(後三年の役)。/源信(恵心僧都)が『往生要集』を著す。/皇位継承を巡り、崇徳上皇と後白河天皇が対立し、後白河天皇側が勝利する(保元の乱)。/砺波山(倶利伽羅峠)の戦いで平氏を破った源義仲が入京する。/織田信長が、上洛を目指す今川義元の25,000の軍をわずか3,000で破る(桶狭間の戦い)。/薩摩藩に造士館が設立される。/藤原清衡が平泉に中尊寺金色堂を建てる。/藤原道長が内覧となる。/貞時が貧窮した御家人を救うため、永仁の徳政令を発布する。/足利義教が幕府に背いた鎌倉公方足利持氏を討つ(永亨の乱)。/足利義満が、京都の北山に鹿苑寺金閣を完成させる。/足利義満が守護大名山名氏清を滅ぼす(明徳の乱)。/足利義満が室町に花の御所を建てる。/鎌倉公方(長官)に足利尊氏の次男基氏が就く。/関所通行および駅馬・駄賃の規則を改定する。/鳥羽上皇の院政が始まる。/鴨長明が『方丈記』を著す。/8代執権北条時宗がフビライの使いを拒否する。
藤原道長が内覧となる。
『平家物語』がつくられる。/伊藤仁斎が京都堀川に古義堂を開く。/北条実時が私設図書館である金沢文庫を建てる。/北条時政が頼家を廃し、3代将軍に源実朝を立て、初代執権として権力を握る。/幕府が第2次長州征討を発令する。/平清盛が太政大臣になって政権を握る。/後三条天皇が延久の荘園整理令を出し、記録荘園券契所(記録所)を設置。1045年以降の新立荘園等が停止される。/後白河法皇の皇子以仁王の平氏追討の令旨を受け、源頼朝が伊豆で挙兵する。/後醍醐天皇が即位する。/新立の荘園を停止する(寛徳の荘園整理令)。/木下藤吉郎が織田信長に仕える。/民部省札が発行される。/源頼朝が奥州藤原氏を滅ぼし、出羽・陸奥を支配下におく。/皇位継承を巡り、崇徳上皇と後白河天皇が対立し、後白河天皇側が勝利する(保元の乱)。/藤原清衡が平泉に中尊寺金色堂を建てる。/評定衆の補佐として引付衆が設置される。/足利義満が3代将軍になる。/院の御所を警備するため、北面の武士が設置される。/鳥羽上皇の院政が始まる。
小柴昌俊がノーベル物理学賞を受賞する。
平氏打倒計画が発覚する(鹿ヶ谷の陰謀)。/平清盛が太政大臣になって政権を握る。/後醍醐天皇が即位する。/新立の荘園を停止する(寛徳の荘園整理令)。/朱元璋が倭寇禁圧を要求する。/洋学所を蕃所調所と改称する。/清和天皇が幼少で即位したため、藤原良房が臣下で初めて摂政になる。/源空(法然)が専修念仏を唱える(浄土宗)。/皇位継承を巡り、崇徳上皇と後白河天皇が対立し、後白河天皇側が勝利する(保元の乱)。/薩摩藩に造士館が設立される。/藤原実頼が左大臣源高明を大宰府に左遷する(安和の変)。/足利義満が3代将軍になる。/農民の日常生活を規制した慶安の触書が発令される。/鎌倉公方が分裂し、古河公方ができる。/阿仏尼が『十六夜日記』を著す。/鳥羽上皇の院政が始まる。/3代執権北条泰時が御成敗式目を制定する。
朝鮮の日本人居留民が暴動を起こす(三浦の乱)。/桓武天皇が即位する。/第1回渤海使が送られてくる。/織田信長が浅井・朝倉両氏を支援した延暦寺を焼き打ちにする。/藤原不比等らが『養老律令』を編纂する。
国風文化が進み、「竹取物語」「伊勢物語」が記される。
平清盛が太政大臣になって政権を握る。/後三条天皇が延久の荘園整理令を出し、記録荘園券契所(記録所)を設置。1045年以降の新立荘園等が停止される。/湾岸戦争をきっかけとして、PKO協力法案が成立する。/皇位継承を巡り、崇徳上皇と後白河天皇が対立し、後白河天皇側が勝利する(保元の乱)。/紀貫之が『土佐日記』を著す。/興福寺に施薬院を設置する。/菅原道真が、唐の衰退などを理由に遣唐使の中止を建議し、遣唐使が廃止される。/鎌倉公方(長官)に足利尊氏の次男基氏が就く。
阿倍比羅夫が蝦夷征討を行う。
公事方御定書を制定し、裁判の基準を明確化する。/大岡忠相が町奉行に就任する。/平清盛が太政大臣になって政権を握る。/後白河上皇に重用された平清盛と、源義朝・藤原信頼の間で乱がおき、清盛側が勝利する(平治の乱)。/後醍醐天皇が即位する。/村田清風が長州藩重臣となり、財政再建を始める。/清原氏の内紛に介入した源義家が、藤原清衡を助けて清原氏を滅ぼす(後三年の役)。/清少納言が『枕草子』を著す。/源実朝が『金槐和歌集』を著す。/皇位継承を巡り、崇徳上皇と後白河天皇が対立し、後白河天皇側が勝利する(保元の乱)。/藤原実頼が左大臣源高明を大宰府に左遷する(安和の変)。/農民の日常生活を規制した慶安の触書が発令される。/院の御所を警備するため、北面の武士が設置される。/鳥羽上皇の院政が始まる。
足利尊氏が天竜寺船を元に派遣する。
湾岸戦争をきっかけとして、PKO協力法案が成立する。
蔵人所が設置され、藤原冬嗣らが初代蔵人頭に任命される。
『平家物語』がつくられる。/伊勢神道の影響を受けた北畠親房が『神皇正統記』を著す。/勅撰連歌集『新撰菟玖波集』が編纂される。/坂本竜馬・中岡慎太郎の仲介で薩長連合が結ばれる。/平清盛が太政大臣になって政権を握る。/後醍醐天皇が即位する。/後醍醐天皇が院政をやめ、天皇親政を行う。/明暦の大火(振袖火事)が起こる。/朱元璋が倭寇禁圧を要求する。/桓武天皇が長岡京に遷都する。/法然の弟子の親鸞が浄土真宗を広める。/源空(法然)が専修念仏を唱える(浄土宗)。/白河天皇は幼少の堀河天皇に譲位し、自らは上皇(院)となって院政を始める。/藤原実頼が左大臣源高明を大宰府に左遷する(安和の変)。/足利尊氏が半済令を出し、荘園年貢の半分が守護に与えられる。/足利義満が、京都の北山に鹿苑寺金閣を完成させる。/足利義満が守護大名山名氏清を滅ぼす(明徳の乱)。/鎮西探題が設置される。/雪舟が水墨画『四季山水図巻』を描く。/8代執権北条時宗がフビライの使いを拒否する。
『増鏡』が著される。/北条高時が建長寺の修理費を得るため、建長寺船を派遣する。/足利義満が守護大名山名氏清を滅ぼす(明徳の乱)。
『平家物語』がつくられる。/孝明天皇の妹和宮親子内親王が将軍家茂と結婚。/延喜の荘園整理令が出され、最後の班田が行われる。/後醍醐天皇が即位する。/徳川吉宗が死去する。/戦国時代始まる。/日本で足利尊氏が室町幕府を開く/桓武天皇が長岡京に遷都する。/清原氏の内紛に介入した源義家が、藤原清衡を助けて清原氏を滅ぼす(後三年の役)。/源信(恵心僧都)が『往生要集』を著す。/皇位継承を巡り、崇徳上皇と後白河天皇が対立し、後白河天皇側が勝利する(保元の乱)。/竹田出雲が『菅原伝授手習鑑』を著し、竹本座で演じられる。/紀貫之が『土佐日記』を著す。/藤原道長が内覧となる。/足利義満が3代将軍になる。/関孝和が『発微算法』を著し、和算を大成させる。
定家が『小倉百人一首』をつくる。
持統天皇が飛鳥浄御原令(あすかきよみはらりょう)を施行する。
元明天皇が唐の長安をモデルとした平城(へいぜい)京に遷都する。
大納言伴善男(とものよしお)が左大臣源信を失脚させようと、応天門に放火する(応天門の変)。/源信(恵心僧都)が『往生要集』を著す。/足利尊氏が半済令を出し、荘園年貢の半分が守護に与えられる。
『平家物語』がつくられる。/幕府が第2次長州征討を発令する。/平氏が壇ノ浦の戦いで滅びる。/平氏打倒計画が発覚する(鹿ヶ谷の陰謀)。/後白河上皇に重用された平清盛と、源義朝・藤原信頼の間で乱がおき、清盛側が勝利する(平治の乱)。/後醍醐天皇が再度倒幕を企てるが失敗する(元弘の変)。/後醍醐天皇が即位する。/後醍醐天皇が院政をやめ、天皇親政を行う。/後醍醐天皇が隠岐に流される。/徳川家康が死去する。/所領の訴訟などを扱う評定衆が設置される。/新立の荘園を停止する(寛徳の荘園整理令)。/日本で足利尊氏が室町幕府を開く/日蓮が『立正安国論』を著し、時頼に献上。翌年伊豆に流される。/松尾芭蕉が『奥の細道』の旅に出る。/源信(恵心僧都)が『往生要集』を著す。/織田信長が浅井・朝倉両氏を支援した延暦寺を焼き打ちにする。/藤原基経は宇多天皇の即位により、名実ともに関白(臣下では初)となる。/藤原定家らが『新古今和歌集』を後鳥羽上皇に撰上する。/虎関師錬(こかんしれん)が『元亨釈書』を著す。/足利義満が守護大名山名氏清を滅ぼす(明徳の乱)。/青木昆陽・野呂元丈がオランダ語の学習を始める。/鳥羽上皇の院政が始まる。/鴨長明が『方丈記』を著す。
『平家物語』がつくられる。/伊藤仁斎が京都堀川に古義堂を開く。/公事方御定書を制定し、裁判の基準を明確化する。/平清盛が太政大臣になって政権を握る。/徳川吉宗が死去する。/慶滋保胤が『日本往生極楽記』を著す。/新立の荘園を停止する(寛徳の荘園整理令)。/日本で応仁の乱が起きる/松平定信が、聖堂学問所での儒学の講義を朱子学に限定する(寛政異学の禁)。/紫式部が『源氏物語』を著す。/菅原道真が、唐の衰退などを理由に遣唐使の中止を建議し、遣唐使が廃止される。/藤原道長が法成寺を建立する。/関所通行および駅馬・駄賃の規則を改定する。/院の御所を警備するため、北面の武士が設置される。/3代執権北条泰時が御成敗式目を制定する。
足利義政が8代将軍となる。
藤原不比等らが『養老律令』を編纂する。
北条時政が頼家を廃し、3代将軍に源実朝を立て、初代執権として権力を握る。/北条高時が建長寺の修理費を得るため、建長寺船を派遣する。/後醍醐天皇が即位する。/播磨国で土一揆が起こる。/新井白石が萩原重秀を罷免する。/日本で応仁の乱が起きる/日蓮が『立正安国論』を著し、時頼に献上。翌年伊豆に流される。/朝鮮の日本人居留民が暴動を起こす(三浦の乱)。/桂内閣後、第一次山本権兵衛内閣が成立する。/織田信長が伊勢長島の一向一揆を平定する。/藤原道長が内覧となる。/農民の日常生活を規制した慶安の触書が発令される。/鎌倉公方が分裂し、堀越公方ができる。/鎌倉公方(長官)に足利尊氏の次男基氏が就く。/鎌倉幕府が滅亡する。/鎮西探題が設置される。
阿倍比羅夫が蝦夷征討を行う。
寿 新立の荘園を停止する(寛徳の荘園整理令)。/清和天皇が幼少で即位したため、藤原良房が臣下で初めて摂政になる。/皇位継承を巡り、崇徳上皇と後白河天皇が対立し、後白河天皇側が勝利する(保元の乱)。/砺波山(倶利伽羅峠)の戦いで平氏を破った源義仲が入京する。
アメリカ東インド艦隊司令長官ビッドルが浦賀に来航し、開国を要求する。/後醍醐天皇が隠岐に流される。/最初の勅撰漢詩文集『凌雲集』ができる。/木下藤吉郎が織田信長に仕える。/紫式部が『源氏物語』を著す。/足利義満が守護大名山名氏清を滅ぼす(明徳の乱)。/阿仏尼が『十六夜日記』を著す。/8代執権北条時宗がフビライの使いを拒否する。
今川貞世(了俊)が九州探題に任命され、南朝勢力を制圧する。/公文所が政所と改められる。/北条実時が私設図書館である金沢文庫を建てる。/北条時政が頼家を廃し、3代将軍に源実朝を立て、初代執権として権力を握る。/北条時行が幕府の再興を目指すが、足利尊氏によって鎮圧される(中先代の乱)。/北条時頼の帰依を受けた蘭渓道隆が鎌倉に建長寺をひらく。/源実朝が『金槐和歌集』を著す。/鴨長明が『方丈記』を著す。
『平家物語』がつくられる。/北条時政が頼家を廃し、3代将軍に源実朝を立て、初代執権として権力を握る。/平清盛が太政大臣になって政権を握る。/所領の訴訟などを扱う評定衆が設置される。/最初の勅撰漢詩文集『凌雲集』ができる。/清和天皇が幼少で即位したため、藤原良房が臣下で初めて摂政になる。/皇位継承を巡り、崇徳上皇と後白河天皇が対立し、後白河天皇側が勝利する(保元の乱)。/藤原基経は宇多天皇の即位により、名実ともに関白(臣下では初)となる。/藤原道長が法成寺を建立する。/貞時が貧窮した御家人を救うため、永仁の徳政令を発布する。/雪舟が水墨画『四季山水図巻』を描く。/鳥羽上皇の院政が始まる。
加賀の一向一揆が起こる。/北条時頼の帰依を受けた蘭渓道隆が鎌倉に建長寺をひらく。/平清盛が太政大臣になって政権を握る。/後醍醐天皇が即位する。/播磨国で土一揆が起こる。/新立の荘園を停止する(寛徳の荘園整理令)。/日本で応仁の乱が起きる/清少納言が『枕草子』を著す。/皇位継承を巡り、崇徳上皇と後白河天皇が対立し、後白河天皇側が勝利する(保元の乱)。/空海が庶民教育機関として綜芸種智院(しゅげいしゅちいん)を建てる。/紀貫之が『土佐日記』を著す。/藤原清衡が平泉に中尊寺金色堂を建てる。/藤原道長が摂政となる。/豊臣秀吉が二度目の朝鮮出兵を行う(慶長の役)/8代執権北条時宗がフビライの使いを拒否する。
後三条天皇が延久の荘園整理令を出し、記録荘園券契所(記録所)を設置。1045年以降の新立荘園等が停止される。/日蓮が『立正安国論』を著し、時頼に献上。翌年伊豆に流される。/皇位継承を巡り、崇徳上皇と後白河天皇が対立し、後白河天皇側が勝利する(保元の乱)。/藤原実頼が左大臣源高明を大宰府に左遷する(安和の変)。/藤原清衡が平泉に中尊寺金色堂を建てる。/足利義満が守護大名山名氏清を滅ぼす(明徳の乱)。/足利義満が3代将軍になる。/鎌倉公方が分裂し、堀越公方ができる。/鎌倉公方(長官)に足利尊氏の次男基氏が就く。
北条時行が幕府の再興を目指すが、足利尊氏によって鎮圧される(中先代の乱)。
預金の取付け騒ぎが本格化し、金融恐慌が始まる。
足利義満が守護大名山名氏清を滅ぼす(明徳の乱)。
公地公民制や班田収受の実施などを定めた「改新の詔」が出される。/明の寧波で大内氏(博多商人)と細川氏(堺商人)が争う(寧波の乱)。/桂内閣後、第一次山本権兵衛内閣が成立する。/武蔵国から銅が献上され、和銅と改元される。和同開珎が鋳造される。/蔵人所が設置され、藤原冬嗣らが初代蔵人頭に任命される。/鳥羽上皇の院政が始まる。
小林一茶が『おらが春』を著す。/松平定信が、聖堂学問所での儒学の講義を朱子学に限定する(寛政異学の禁)。/洋学所を蕃所調所と改称する。
『平家物語』がつくられる。/乾元大宝(けんげんたいほう)が鋳造される。(皇調十二銭の最後)/伊勢神道の影響を受けた北畠親房が『神皇正統記』を著す。/定家が『小倉百人一首』をつくる。/山脇東洋らが京都で死体解剖する。/平氏が壇ノ浦の戦いで滅びる。/平清盛が太政大臣になって政権を握る。/後三条天皇が延久の荘園整理令を出し、記録荘園券契所(記録所)を設置。1045年以降の新立荘園等が停止される。/後醍醐天皇が再度倒幕を企てるが失敗する(元弘の変)。/新立の荘園を停止する(寛徳の荘園整理令)。/明暦の大火(振袖火事)が起こる。/桓武天皇が長岡京に遷都する。/清原氏の内紛に介入した源義家が、藤原清衡を助けて清原氏を滅ぼす(後三年の役)。/藤原道長が内覧となる。/足利義満が守護大名山名氏清を滅ぼす(明徳の乱)。/鴨長明が『方丈記』を著す。
足利義満が室町に花の御所を建てる。
『増鏡』が著される。/伊藤仁斎が京都堀川に古義堂を開く。/伊達氏が分国法(家法)『塵芥集』を定める。/天草版(キリシタン版)の『平家物語』『伊曽保物語』が刊行される。/孝明天皇の妹和宮親子内親王が将軍家茂と結婚。/定家が『小倉百人一首』をつくる。/小林一茶が『おらが春』を著す。/後醍醐天皇が即位する。/日本で応仁の乱が起きる/朝鮮の日本人居留民が暴動を起こす(三浦の乱)。/源頼朝が奥州藤原氏を滅ぼし、出羽・陸奥を支配下におく。/蓮如が越前に吉崎道場を創建する。/足利義満が3代将軍になる。/近江に土一揆が起こる。/鎌倉公方が分裂し、古河公方ができる。/関東取締役出役を設置し治安維持に努める。/青木昆陽・野呂元丈がオランダ語の学習を始める。/8代執権北条時宗がフビライの使いを拒否する。
大納言伴善男(とものよしお)が左大臣源信を失脚させようと、応天門に放火する(応天門の変)。/定家が『小倉百人一首』をつくる。/松尾芭蕉が『野ざらし紀行』を著す。/法然の弟子の親鸞が浄土真宗を広める。/源信(恵心僧都)が『往生要集』を著す。/足利義満が3代将軍になる。/鎌倉公方(長官)に足利尊氏の次男基氏が就く。/3代執権北条泰時が御成敗式目を制定する。
皇位継承を巡り、崇徳上皇と後白河天皇が対立し、後白河天皇側が勝利する(保元の乱)。/砺波山(倶利伽羅峠)の戦いで平氏を破った源義仲が入京する。/藤原不比等らが『養老律令』を編纂する。
虎関師錬(こかんしれん)が『元亨釈書』を著す。
アメリカ東インド艦隊司令長官ビッドルが浦賀に来航し、開国を要求する。/公地公民制や班田収受の実施などを定めた「改新の詔」が出される。/関東取締役出役を設置し治安維持に努める。
天草版(キリシタン版)の『平家物語』『伊曽保物語』が刊行される。/日本で応仁の乱が起きる/日蓮宗が一向宗の山科本願寺焼き討ちにする(法華一揆)。/松尾芭蕉が『奥の細道』の旅に出る。/源信(恵心僧都)が『往生要集』を著す。/織田信長が、上洛を目指す今川義元の25,000の軍をわずか3,000で破る(桶狭間の戦い)。/道元が宋より帰り、曹洞宗を開く。
清和天皇が幼少で即位したため、藤原良房が臣下で初めて摂政になる。
元明天皇が唐の長安をモデルとした平城(へいぜい)京に遷都する。/天台僧円仁が唐に入る。/小柴昌俊がノーベル物理学賞を受賞する。/後醍醐天皇が即位する。/徳川家康が死去する。/志筑忠雄が『暦象新書』を著す。/慶滋保胤が『日本往生極楽記』を著す。/木下順庵が幕府儒者に登用される。/砺波山(倶利伽羅峠)の戦いで平氏を破った源義仲が入京する。/藤原基経は宇多天皇の即位により、名実ともに関白(臣下では初)となる。/藤原実頼が左大臣源高明を大宰府に左遷する(安和の変)。/藤原清衡が平泉に中尊寺金色堂を建てる。/藤原道長が摂政となる。/足利義満が守護大名山名氏清を滅ぼす(明徳の乱)。/足利義満が室町に花の御所を建てる。/近江に土一揆が起こる。/鈴木春信によって多色刷りの錦絵が創始される。(代表作『弾琴美人』『ささやき』)/鎌倉公方(長官)に足利尊氏の次男基氏が就く。/預金の取付け騒ぎが本格化し、金融恐慌が始まる。
国風文化が進み、「竹取物語」「伊勢物語」が記される。


…何か気づいたでしょうか。(逃)

最後に

平成最後の日・令和最初の日らしい事をやってみようと思って、やってみました。 世の中の関心としては、ちょっと遅いかもしれません。

何か気づいた事があったら、教えてください。(私はここです。)

それでは、良い令和を。


  1. 他にもっとちゃんとやっている人がいるかもしれませんが、それはちゃんと調べていません。 

  2. 完全に後出しジャンケンなので、言いたい放題です。次節で触れる、時代の効果もあるので、予測という意味では、このデータセットの中だけに基づいて考えても非自明です。また、「天」と「宝」に関しては、4文字元号の時代に「天平」が5回連続で出た影響が大きいので、統計的な傾向としての信頼性はかなり怪しいです。